今の子どもたちには三つの◯がない~何がないのか分かりますか?~

 

子どもの運動やスポーツに関する問題として、今の子どもたちには三つの◯がないと言われています。

 

それは三つの「間」です。

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公益財団法人 日本レクリエーション協会 「おやこでタッチ!」より抜粋

(文部科学省委託「おやこ元気アップ!事業」ブック)

 

一緒に遊ぶ「仲間」

遊ぶための「時間」

遊ぶための「空間」

 

 

一昔前には当たり前にあった三つの間が、今はとても少なくなっています。

 

 

 

体操教室に来てくれている子どもたちに「外で遊んでる?運動してる?」と聞くと「遊んでない。だって習い事がいっぱいあって忙しいねん」という言葉が返ってきます。

 

そう、今の子どもたちは本当に忙しい!

 

学校に行って帰ってきたら宿題をして、習い事に行って、帰ってきたらご飯を食べて、お風呂に入って、寝る。

 

同じ日に2つも3つも習い事をしているという子どももいるようで、とてもじゃないけれど外で遊んでいる時間はないという子どもたちが多いように思います。

 

 

また、テレビゲームやスマートフォンといった、独りでも遊べる機器や環境が増えてきたことも大きな問題だと思います。

 

 

そうは言っても、外で遊ぼうとした時に、公園ではボール遊び禁止の公園が増えていたり、危険だからという理由で遊具が撤去されていたり、遊びの「空間」が減ってきている。

 

遊ぶ「時間」がとれず、遊ぶ「仲間」も「空間」もない。

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子どもたちの体力低以下が叫ばれている昨今ですが、これでは子どもたちの体力も向上していかないのもうなずけます。

 

しかし、この三つの間を奪ってしまった原因は何なのでしょうか?

 

 

 

「最近の子どもは独りでゲームばかりして」

 

「習い事が毎日あって忙しい」

 

「私が子どもの頃は外で遊び回っていたのに」

 

そういったことを口にすることは簡単ですが、そんな環境に子どもたちを追いやってしまったのは、誰の責任なのでしょう?

 

 

今の子どもたちに三つの間がないことは、子どもたちだけの責任では決してないと思います。

 

このブログを見ていただいている方々は、保護者や教育者など色んな立場で子どもたちと関わっている大人の方々が多いと思います。

 

是非三つの間を意識しながら、子どもたちの遊びや体を動かす機会を増やしていきましょう!

 

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